仕事をしながら、子育て。
できると思っていたけれど、いざ職場復帰となって毎日目のまわるような忙しい日々に、ほとほと疲れてしまっていませんか。
私自身も、子どもが1歳の誕生日を迎えたその日から、怒涛の毎日を過ごしてきました。
夫は、長期の出張が多かったり、一時は単身赴任をしていましたので、ほぼワンオペ育児で今日まで乗りきってきました。
夫が単身赴任中の平日のスケジュールはこんな感じでした。
5:00 起床
~5:50 朝食と夕食を作る(レンジでチンできる状態まで完成させる)
~6:30 片付け、身支度
6:30 子どもたちを起こす
7:30 次男 保育園へ送りに行く
7:55 長男 小学校へ
(電車出勤時間 1時間半)
9:30-16:30 勤務
18:00 子どもお迎え
18:30~ 夕食
19:30~ お風呂、宿題など
20:30~ 寝かしつけ
21:30~ 家事(掃除、洗濯など)
23:00 就寝
これに加え、学童保育の役員の仕事が夜22時まである日もあり、ほんとうに”しんどい”毎日でした。
けれども、上の子がいよいよ高学年になる今、ふりかえってみて、たくさん失敗しながらも、私はほんとうに「働くママで良かった」と心から思います。
もし、自分が働いていなかったら、有意義な時間を作り出そうとすらしなかったですし、なにごとも効率よく済ませる方法を身につけもしなかったと思います。
なによりも失敗をかさねるごとに自信がついてきたのです。
私のたくさんの体験談を合わせながら、同じような境遇のママさんにもっと輝かしいママライフを送ってもらいたいと思っています。
目次
1.とにかく時間が足りないママさんに!両立に大切なポイント3選
1-1 時間を作る
働くママさんからの声で一番多いのは「とにかく時間がない」です。
それもそのはず。
働くママは、母でもあり、社会人でもあり、妻でもあるのです。
そんな複数の顔を持ち合わせながら、一人で子育て、仕事、家事をこなすのですから、相当な時間が必要ですね。
朝・夕の食事の用意、洗濯、掃除・・・最低限のことだけしても、時間がもうめいいっぱい。
子どもとすごす時間がつくれなかったり、自分が一息つく前に旦那さんが帰宅してまたごはんの用意・・・なんて事もあるでしょう。
1-1-1. 家事は家電に任せる!便利なサービスをフル活用。
お掃除ロボット、食器洗浄乾燥機、洗濯乾燥機、などの便利家電は働くママ家庭に必須ではないでしょうか。
はじめは購入の費用がかかりますが、それと引きかえに自分の時間がうまれるのですから、とってもお得です。
我が家は少しずつですが、便利家電を購入した結果、私自身のストレスが激減しました!
また、ネットスーパーや日用品の宅配サービスなどもフル活用し、買い物に出かける時間を短縮するもの手です。
なによりも時間がないママさんに、これらはとっても強い味方です!
1-1-2. 平日の料理はルーテン化
食事は毎日欠かせないものです。
疲れた日も残業の日も、必ず用意しなければならないですよね。
そんな忙しいママさん向けに、ネットでは「時短料理」や「休日につくりおき」など、たくさんのレシピを検索できます。
ただ毎日その都度レシピ検索して、食材を買って・・・とはいきませんよね。
食材はネットスーパーで調達したり、休日に買いだめしておくことで、時間短縮につながります。
あとは自分が一番作りやすい献立表一週間分をざっくり作ってしまいましょう。
例えば
月曜は肉野菜炒め
火曜は焼き魚
水曜はどんぶり系
木曜はカレーなど煮込み系
金曜は麺系
こうすると、献立に迷うことがなくなります!
ざっくりメニューを決めておくと、買いだめしておいた食材で、意外にもやりくりできるものです。
生活協同組合(生協)などで提供しているミールキットは、カット済み野菜と調味料がセットになっているので、こうしたサービスを活用するのも良いですね。
1-1-3. 子どもとの時間が短くても大丈夫
子どもと過ごす時間が短い分、たくさんかまってあげたい。
でも子どもの相手をしていると、家事ができない。
こうしたジレンマは非常に多くのママさんが抱えています。
でも大丈夫。
仕事と育児のオンオフがあることで、自然と気分のきりかえができているのです。
また、子どもといっしょにいられる時間が限られているからこそ、その時間を濃く、大切に過ごそうと思えますよね。
そんな思いを持ったママさんの背中を、子どもはちゃんと見てくれていますよ。
1-2 周りの協力をもっと活用する
子どもが病気の時は、「病児保育施設」を利用したり、「ファミリーサポート」などの一時保育制度がある地域もあります。
残業でお迎えに間に合わない時には、「お迎え代行サービス」やママ・パパが帰ってくるまでの「見守りサービス」を提供しているところもあります。
もちろん、身近なパパにお迎えだけ頼んでみたり、おじいちゃんおばあちゃんに頼れるのであれば、無理のない範囲でサポートをお願いしたいですね。
お迎え時間がいつも同じくらいだったり、近所のママ友達がいるのなら、”困ったときはお互いさま”で上手につきあっていくというのもひとつの手段です。
私は祖父母が近くに住んでいなかったので、とても頼みづらかったのですが、どうしてもの時は実母が始発の電車に乗って自宅に来てくれたことがありました。
今ふりかえると、母にはほんとうに感謝のきもちでいっぱいです。
息子がおおきくなった今、「ちいさい時はおばあちゃんが遠くから来てくれた事もあったんだよ」と伝え、家族からとても愛されていることを感じとってもらえたらいいなと思っています。
1-3 職場・職種を変えてみる
勤務時間が長い、自宅から遠い、職場が子育てに前向きでない、など独身のときのように働けなくなったと感じますか。
もしそうなら、思い切ってワークスタイルを変えることを考えてみませんか。
例えば、収入は減ってもフルタイムから時短勤務やパートタイムに切り替えてみたり。
思い切って自宅から近い職場に転職したり、在宅ワークを探してみるなども。
ワークスタイルを変えることで、キャリアを積んできたママさんは以前のような重要なポジションにいることができなくなり、くやしい思いをすることもあるかもしれません。
ただストレスをかかえながら、今の状態をつづけ心も体も壊してしまっては、仕事との両立は難しいですよね。
育児中という制約の中、現実は厳しいですが、子どもに生き生きと働く姿を見せられるには自分はどんな状態が合っているのか、考え直すのもよいかもしれません。
私は夫の転勤により、長年つとめた会社をやめ、自宅で在宅ワークをはじめました。
キャリアも捨て、一からのスタートでしたが、会社勤めから解放され自分のペースで仕事がすすめられることに満足しています。
2.子どもに与える良い影響
2-1. 集団生活のメリット
保育園・保育所では、家では体験できないたくさんの遊びを小さいころから経験することができます。
集団生活ならではの協調性、他人とのコミュニケーション能力を早くから身につけることができます。
また、園生活でのキチンとした時間割りのおかげで、規則正しい生活習慣がつきやすくなります。
我が家は、長男・次男とも1歳から保育園に入りました。
どちらも最初の1カ月は風邪をひいてばかりで、毎日のように園からの呼び出しがあり、ほとんど仕事になりませんでした。
しかし今では、予防接種以外は1年に1回も小児科に行かないほど、とっても丈夫な子になりました。
通っていた保育園では常にうす着・はだしを心がけていて、真冬でも汗をかくほど、園庭を元気に走りまわっていたそうです。
私一人で子育てしていたら、子どもには厚着させて、運動もそこまでさせられなかっただろうなと思います。
園生活では、ママ一人ではとても成しえないことをたくさん経験させてもらえるので、本当にありがたかったです。
2-2. 仕事を頑張っている姿を、子どもはしっかり見ている!
子どもを預けることに罪悪感を感じる必要はありません。
職場の理解が足りなかったり、人間関係にモヤモヤすることもあると思います。
しかし、社会人としてキチンと仕事をし、会社に貢献しているのですから、正々堂々として良いのです。
子どもが小さいころは分からないかもしれませんが、大きくなるにつれて、ママが仕事でがんばっていることを理解してくれる時が来ます。
悩みながら成長していきましょう。
仕事することはいいことなんだと、子どもに伝えてあげましょう。
子どもが将来、ママみたいな大人になりたいと思ってくれたら、うれしいですよね。
3.働くママで良かったこと
3-1. 経済的な余裕
一定の収入を確保できるということは、精神的な安定につながります。
子育てには教育費などのお金の不安が付きまといますが、ママが働いている事により将来への見通しが立てやすくなります。
子どもがやりたがっている習い事をはじめたり、金曜日の夕食はたまには外食にしよう、など、ちょっとしたぜいたくを味わえるのも働くママならではのメリットですよね。
フルタイムまたは時短勤務なら、会社の福利厚生を活用できたり、有給休暇を使って、子どもの用事で休暇を取ることも可能です。
3-2. ママにも一人の時間ができる
子どもからはなれて、一人で冷静になれる時間をもつことができます。
ヒールを履いたり、ネイルをしたり、おしゃれを楽しみ、ママが充実感をあじわっている事が気もちの安定につながっていきます。
当時私は通勤時間が長かったので、電車に乗っている間は、まさに自由時間でした。
好きな本を読むことができたり、子どもを叱ってしまったときの反省タイムにあてたりしていました。
また、ランチタイムに同僚とおいしいお店に食べに行ってみたりできたこともリフレッシュになりました。
3-3. 世界が広がる
働いていると、社会に貢献しているという実感がもてることや、さまざまな考えを持つ人との出会いによって世界がひろがります。
また、常に緊張感・責任感をもって行動するので、健康的でいられること、さらに人前を意識して立ち振る舞いにも気をつかえるようになっているはずです。
4.うまくいかないときは・・・
まず自分自身が心地よいと思うことを、考えてみてください。
「一人でゆっくりランチがしたい」「マッサージにいきたい」など自分ファーストから意識的に=強制的に取り組んでみてください。
疲れたときは、職場で一人になれる時間に気分転換したり、だれかにグチを聞いてもらうなど、ストレスのはけ口を作りましょう。
また、働くママさんは常に緊張状態がつづいています。
心身ともに健康でいられるよう、運動も大切です。
そこで、寝る前に、深呼吸をして、いいことだけを思い出してみてください。
あれもできなかった、これもできなかった・・と反省するよりも、今日はこんないいことがあった、と頭の中をいいことでいっぱいにして、一日を締めくくりましょう。
まとめ
「仕事をしながら、ちゃんと育児もやっていけるのだろうか、この先もっと大変になるなのではないか。」
不安は常につきまといますよね。
けれども、私はママが働くことで、たくさんのメリットがあると感じています。
子どもはお母さんと過ごせる時間が短いからこそ、その一瞬がより一層大切で思い出に残る濃い時間になるのです。
例えば「あの時ママがカギ忘れちゃって、パパが帰ってくるまでお店屋さんにいたよね」とか、
「どこどこの公園行ったとき、帰り道でアイス買った」とか。
大人でも覚えていなかったことを、鮮明に覚えているってことありませんか。
子どもとすごす時間は”量より質”だと思っています。
あなたが保育園の帰り道に、何気なく子どもの話を聞いたり、手をつないだりしていることが、とってもうれしいひとときなんです。
だから、人一倍努力して、子どもを楽しませよう!とかしなくていいんです。
おかずがいつもと一緒でも、せんたく物の山ができていても、なんだか楽しく過ごしているなというママの姿があったら、どうでしょうか?
いまは分かっていなくても、子どもが大きくなってから、ふとしたときにあの時のママ、楽しそうだったな~って思いだしてくれるかもしれません。
そして、おのずと子どもはあなたの愛情を感じてくれますよ。
あなたがこのブログを読んで、すこしでもらくになってくれることを願っています。